電気料金の内訳

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気になる電気料金の内容

一般家庭向け

電気の基本料金は、一般家庭向けから大規模工場施設向けまでさまざまな用途別に基本使用料・料金体系が用意されているため、全てを知ることは非常に複雑な仕組みとなっています。

私たち一般消費者が知っておくべき基本料金の知識としては、一般家庭向けの基本使用料や料金体系であるため、ここではその内訳についてご紹介していきます。

各地域に所在している電力10社が提供している料金体系の基礎となっているのが、「三段階料金制度」であり、電力を使わない家庭では低額に、電力を多く使用する家庭には高い電気料金を請求するシステムとなっています。

この、三段階料金制度に燃料費調整額・口座振替割引額・再生可能エネルギー発電促進賦課金を加えた金額が毎月の請求額となっています。

基本料金の内訳について

表

まず、電気料金の基礎となる基本使用料は三段階料金制度によって定められており、毎月の電力使用量が、「第一段階120kWhまで」「第二段階120kWh超300kWhまで」「第三段階300kWh超」という区分で、それぞれ単価が異なってきます。

三段階料金制度は、省エネルギー推進の目的で制定されており、料金単価に差を付けることで少ないエネルギーの利用を促進する制度となっています。

続いて、燃料費調整額は、原油・LNG・石炭といった火力燃料の価格変動を電気料金に迅速に反映させるため毎月自動的に調整する制度です。

火力燃料が過去3カ月に渡って取引された貿易統計価格に基づいて算出される仕組みとなっています。

口座振替割引契約は、毎月自動引き落としの設定をしている家庭向けに基本料金を割引する制度です。

最後に、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度によって電力の買取に要した費用を負担する仕組みとなっています。

生活の目安として

このように、私たちが毎月支払っている電気料金の内訳をまとめると、以下の式によって計算されます。

電力量料金 + 燃料費調整額 — 口座振替割引額 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金

この中で、私たちが意識して節約可能な項目としては、三段階料金制度によって基本使用料が計算される電力量料金の部分のみとなります。

毎月使用する電気量が120kWhの場合は、単価が安く計算されることから、この使用量を目安として節電・節約していくことがおすすめです。

なお、120kWhの目安としては、1人〜2人暮らしの家庭が一般的に消費する量相当となりますが、冷暖房や電気ポッドの使用によっては大きく超えてしまうこともあるため気をつけていきましょう。

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